| 第2節 戦後のマンション供給状況 1 昭和30年代前後のマンション供給状況
戦後、壊滅的な住宅事情となった大都市地域において、応急対策としての住宅建設が急がれた一方では、都市の不燃化、土地の高度利用等を目的として、鉄筋コンクリート造り(RC)の共同住宅が積極的に進められた。まず公営住宅では昭和23年5月に最初のRC造り都営住宅が建設されている。
当初から分譲形態のアパートは、昭和26年12月建設に着手して昭和28年5月に完成した宮益坂アパートである。
昭和30年7月に設立された日本住宅公団(現住宅・都市整備公団)は、早速賃貸マンションの供給を開始したが、昭和31年5月には千葉県千葉市にある稲毛住宅を分譲販売している。
我が国初めての民間分譲マンションは、昭和31年11月に入居を開始した東京都四谷にある「四谷コーポラス」である。(民間分譲マンションの第1号は、第一生命住宅による社宅向け、一棟分譲マンションである「武蔵小杉アパート」(昭和30年12月末竣工)であるとする説もある。9棟を建設して、うち8棟は社宅として一棟売りされたが、残り1棟は12戸に分譲されたことになっており、これが事実であれば、武蔵小杉アパートのその1棟が民間分譲アパート第1号に当たる)。
2 マンションストックの推移
分譲マンションは、昭和39年以後数次のマンションブームを繰り返しながら着実に建設ストックを増大させてきている。
図−1は、建設省住宅局民間住宅課推計による分譲マンションの供給状況を経年別にみたものである。平成10年末のマンションストック数は
330万戸に達している。
図−1 分譲マンションの供給状況(竣工ベース)
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地域別にみたマンションストック状況 2で述べたように分譲マンションの供給が着実に増加しているが、そのマンションストックの地域別分布状況の概要を「住宅統計調査」でみたのが表−2である。
| ・住宅統計調査
住宅及び世帯の居住状況等を把握し、その現状と推移を明らかにす
るため総務庁統計局が昭和23年以来5年ごとに実施している調査。 |
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表−2 マンションの地域別分布状況(概略データ)
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タイプ別にみたマンション供給
近年、分譲マンションに対するニーズも多様化し、そのため種々のタイプの分譲マンションが供給されている。
表−3は、(社)日本高層住宅協会の会員を対象として調査した結果である。
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表−3 高層住宅供給動向調査(全国)
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