管理組合にとって建物や設備の維持管理については、管理会社や保守会社に委託し任せきりになりがちです。しかしながら、法定点検や専門的な調査・診断はそれぞれの専門家に依頼するにしても、日常的、定期的な点検などについて、管理組合自身で「自分たちの資産は自分たちが守る」積極的な主体性をもつことはとても重要なことです。
本書は、管理組合を対象に、建物や設備の点検と調査・診断の実務に活用できるよう劣化状況やその診断についてカラー写真や図表で分かりやすく解説した書です。
平成19年5月に発行した同書(B5判)を平成28年3月現在に時点修正したうえ、A4判に大判化し読みやすくしました。
内容は以下のとおりです。
1.マンションの維持管理
2.点検のすすめ方
3.調査・診断のすすめ方
4.用語の解説
【参考資料】
・専門家紹介窓口・相談窓口一覧
・業務委託契約(例)(発注仕様書、点検業務、調査・診断等業務)
・修繕に関するアンケート調査票(例)
・調査・診断報告書の構成(例)